保育園の看板デザイン事例4選!保育園の外観デザインで重視すべきポイントも解説

保育園の看板は、単なる目印ではなく、園の理念や雰囲気を地域に伝える大切な存在です。子どもや保護者が毎日目にするものだからこそ、親しみやすさや安全性をしっかりと反映させる必要があります。

しかし、看板デザインには多様な種類があり「どのようなデザインが適切か」「何を基準に製作すべきか」迷う方も少なくありません。

本記事では、保育園の看板デザイン事例を紹介しながら、看板製作で意識すべきポイントをわかりやすく解説します。地域に親しまれる看板づくりのヒントが満載なので、ぜひ参考にしてください。

保育園の看板デザイン事例4選|看板デザイン相談所

本章では、看板デザイン相談所が実際に手掛けた保育園の看板デザイン事例を4選紹介します。看板製作のポイントや工夫もわかりやすくまとめたので、ぜひチェックしてみてください。

①温もりあふれるデザインで絵本の世界を演出

東京都世田谷区にあるインターナショナルスクールの看板デザインは、絵本の世界を思わせる温かなファサードが印象的です。外壁には、アンティークガラスのような窓や動物のイラストをあしらい、子どもたちの好奇心を刺激しています。

デザインには柔らかなタッチのイラストとアンティーク風の照明を用い、昼と夜で異なる表情を見せる工夫も。外観全体はやさしい色調でまとめ、初めて訪れる保護者にも安心感と親しみを与えるデザインにしました。

②看板と外構のトータルデザインでおしゃれな保育園に

鎌倉にある幼稚園の事例では、看板と外構のトータルリニューアルを担当しました。「子ども子どもしていない、おしゃれな感じ」をテーマに、入口周辺をモダンで洗練された印象に仕上げています。

園の歴史を感じさせるアートは残しつつ、壁面はコンクリートペイントできれいに塗装。園名にはステンレス切り文字の看板を採用し、シンプルながら高級感と親しみやすさを両立しています。

駐車場のサインには手描きデザインを用い、子どもにも保護者にも安心感を与える外構にしました。

③木製看板でかわいらしさと親しみやすさを表現

保育園を運営する親子ひろばの外観リニューアルでは、「開かれた施設であること」の表現を意識しています。

木製の看板は浮き出し文字を施した幅2m超の大きな一枚板で、自然のぬくもりと存在感を演出。OPENサインや水玉模様の窓シートといった多様なサイン類を組み込むことで、情報発信と空間演出を両立しています。

地域の方にも利用者にもわかりやすく情報を届ける構成となっており、かわいいデザインで好評をいただきました。

④園のコンセプトに合わせた「オトナな看板」

「オトナな保育園」というコンセプトを掲げる保育園では、園の教育理念を反映した落ち着いたデザインを採用しました。素材には耐久性の高いイペ材の木材を用い、経年変化で味わいが増す天然素材の良さを活かしています。

看板のロゴは、丸みのある可愛い形状を木彫刻で表現。手作業で色合いを調整しているため、一つひとつに温かみがあります。

また、新築の保育園には黒皮鉄など異素材を使ったシンプルな看板類を設置し、建物のモダンな雰囲気と融合させました。子どもや保護者が親しみを持てる一方で、街並みにも溶け込む「オトナな看板」に仕上がっています。

保育園の看板デザインで重視すべき3つの視点

保育園の看板をデザインする際には、ただ目立つデザインを追求するのではなく、利用者に配慮した設計が必要です。本章では、保育園の看板デザインで重視すべき3つのポイントを解説します。

親しみやすさと安心感

保育園の看板で最も重視されるのは、子どもや保護者に対して親しみやすく安心感を与えるデザインです。看板は施設の第一印象を左右し、初めて訪れる人に「ここなら大切な子どもを預けられる」と感じさせる役割を担っています。

たとえば、温かみのある配色や動物をモチーフにしたイラストは子どもに受け入れられやすく、保護者にも好印象を与えます。文字のフォントも柔らかい印象にすることで、施設全体に優しさを演出できるでしょう。

視認性・安全性

視認性の高さは、子どもや保護者が迷わず来園できるだけでなく、交通安全にも関わる重要なポイントです。色使いでは背景とのコントラストを考慮し、文字やロゴも大きめにして遠距離から読みやすいフォントを用いましょう。

また「看板の設置場所が歩行ルートに被らないようにする」「角を丸くする」「素材に転倒リスクの少ないものを使う」など、安全面への配慮も欠かせません。夜間の視認性を高めるため、LED照明を内蔵するなどの工夫も有効です。

看板の視認性と安全性を両立させれば、園児の安全を守りながら快適な来園環境を提供できるでしょう。

園の個性を伝える世界観

保育園の看板デザインでは、単に情報を伝えるだけでなく、園の個性や教育方針を視覚的に表現する世界観づくりも重要です。

たとえば、温もりを大切にする保育園であれば、木目調の素材を基調としたデザインを採用し、親しみやすく落ち着いた雰囲気を演出すると良いでしょう。子どもの想像力や創造性を育む園なら、遊び心ある手描き風のイラストやカラフルな色使いを用いるのがおすすめです。

園の個性を反映したデザインは、来園者に園の考え方をダイレクトに伝え、他園との差別化にもつながります。

保育園の看板デザインでは安心・安全・やさしさがカギ

保育園の看板は施設の顔であり、園の想いを伝える大切なコミュニケーションツールです。デザインによって、保護者が受け取る印象や子どもたちの安心感が大きく左右されます。

看板デザイン相談所では、園ごとの個性や立地に応じたオーダーメイド提案が可能です。保護者や子どもに選ばれる保育園にしたいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。